2011年02月24日

冬の八方尾根を

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八方尾根2240m地点から五竜岳を 2/24 9:54 5DmarkII

 ブログの更新がここにきてすっかり滞ってしまいまして、、下のYoutube Awardで投票して頂いた方々へのお礼なんぞもせずに、申し訳ないな〜と思っておったのですが、ここに来て本当に久々に山行報告ができると言うことで、この場を借りて御礼をば、、本当にありがとうございました。3年連続入選とはなりませんでしたが(^^汗。人気ブロガーのタナカケンさんの歌では敵わないとは薄々思っておりまして(笑。まあ妥当な結果かと思いまする。

 で、山行報告の方なんですが、、本当にここの所山とは縁遠くなっていまして、去年の夏には今年こそ冬山をと意気込んでおったのですが、この有様でして、、(最も12月には草津白根山、1月には麦草峠を散策しておるのですが、良い写真が撮れずに報告もせずということで、、)

 2月20日あたりから夕暮れ太陽が沈んでから夜半に月がでるという月齢になり始めたのもありまして、、(月が沈んで暗転して星という月齢の場合は東に向けてカメラを構える、ふたご座流星群を撮影した八島が原湿原や大源太湖など作品は色々あるのですが、、)西側で星空の微速度撮影をする良いポイントに行きたいなどと考えておったのですが、以前からこの場合は冬季営業している八方池山荘のある白馬が良いかもしれないと思っておりまして、、23日ジョギングに行った後、何となく山荘に電話を掛けてみたら、当日予約OK、しかも3時半のゴンドラに乗らないと上まで行けないとのこと、、急いで支度をして家を出たのが12時10分くらいでしょうか、、八方尾根のゴンドラまで2時間半くらいで到着し、スキーヤーに混じって場違いな登山姿でゴンドラに乗り込みました。

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夕暮れ時の八方尾根 2/23 16:36 5DmarkII

 ゴンドラからリフトに乗り継ぐこと2回、途中でリフトのお姉さんに聞いた所、アイゼンがあればスノーシューはいらないということで、リフトにスノーシューを預けて八方池山荘に到着したのが3時くらいでしょうか。手続きを済ませて早速アイゼン&ストックで今日の撮影スポット選定の為に散策に行きました。心配された雪はラッセルなんぞ全く必要ないレベルに絞まっており、また多くのスキーヤーやボーダーに踏み固めらているみたいで、アイゼンのみで十分快適に歩き回れました。

 で、西の方面に開けた場所を探す為に八方池方面を登ること30分、高度差130m距離500mくらいでしょうか、上の写真にある通り、小屋をワンポイントに、不帰瞼と天狗の頭、唐沢岳手前の丘が良い感じで配置されたスポットを見つけまして、再びここまで30分かけて登るのもちょっと怖かったのですが覚悟を決めて、夜10時頃から5DmarkII&Nikkor24mmF1.4Gで行う長時間の微速度撮影スポットに選定しました。その後この場所ではかじかむ程寒い風が吹くなか夕暮れの微速度撮影を行って6時頃までに小屋に戻りました。小屋の夕食は鍋で凄く身体が暖まって美味しかったです。そしてこの八方池山荘には山荘としては珍しくお風呂がありまして。またこの日は非常に空いていて6畳ほどの個室に一人で宿泊おkとのことで、その部屋も良く暖まっており凄く快適でした。

 夕食後風呂に入ってしっかり暖まった後、早速D3のセッティングを始めたのですが、ここで予想外の事が、、何とバッテリーレベルがたったの60%まで低下していまして、夕暮れ時の撮影ではD3とバッテリーはザックの中に入れてあったのですが、寒さで放電してしまったようで、、あまり経験がなかったのでちょっとびっくりしました。元々D3は5Dよりも寒さに弱い点は良く解っていたのですが、このバッテリーレベルだと普段2時間半くらいはできる連続撮影が残念ながら1時間ちょっとになってしまう訳でして、、(その点5Dは優秀でどんなに寒くても4時間近くの連続撮影が可能です)。

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満天の星々と白馬三山 2/23 20:56 Nikon D3 & Nikkor14-24mmF2.8G F2.8 ISO3200 10sec x 3

 まあ悔やんでも仕方がないので、気を取り直して、1時間ちょっととは言え、月がでる前の北西方向に見える天の川の微速度でもしようと思い。D3を持って八方池山荘の裏にある白馬三山を見渡せるスポットに行き撮影を開始しました。5Dを設置する丘まで登るのが9時半と考えていたので、D3を設置してから少々時間があるということで、5DにはNikkor24mmF1.4Gを装着し、色々撮影を試みました。

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微速度撮影地点にて自分撮り 2/23 21:51 5DmarkII&Nikkor24mmF1.4G 24mm F1.4 ISO1600 10sec


 上記の写真は微速度撮影のスポットに登ってからの撮影ですが、基本小屋の周りの良さそうな場所で下記左のような星の写真を撮りながら9時半まで時間を潰し、その後カメラをザックに詰めて頭にはヘッドライト、足と手にはアイゼン&ストックで撮影スポットまで真夜中の雪道を登りつめ、5Dのセッティングをして小屋に戻りました。戻る途中で夕暮れ時にお互い撮影していて二三言葉を交わした方が、星の撮影をしておりまして、D700を使っていらっしゃったのでカメラ談義などに華を咲かせました。こちらには何度か足を運ばれているそうでして、山岳写真などの話もできてカナリ面白かったです。ちなみに下記左の写真はこの方が中央でモデルになってます。

 小屋に戻り小屋裏のD3を確認するとこちらもバッテリーが終わっていましたので、回収して新しいバッテリーに入れ替え再び11時頃から月の出を同じ画角で撮影しました。この日は冬の白馬にしては穏やかな日になったのですが、それでも夜半過ぎは時々西風が山から吹き下ろし、小屋に戻ってから三脚が倒れていないか等色々心配でしたが、それよりも身体を休める事が優先ということで、11時半くらいから4時間ほど仮眠を取り、朝3時半に起床してまず最初に小屋裏のD3を回収しに行きました。

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オリオンとカメラマン 2/23 20:59 5DmarkII         シュカブラと朝日 2/24 6:50 5DmarkII

 D3は一回目よりも短いちょうど1時間の微速度撮影でバッテリーが終わったらしく、画像を確認した所月の出で辺りが明るくなるちょっと前で撮影が終わっておりまして、ちょっと残念でした。気を取り直して再びアイゼンを装着し、ザックを担いで5D回収の為に出発しました。月明かりの中三度目の登り坂を慎重に登りスポットへ。5Dの方は夜中の2時頃にバッテリーが終わったようで、当初の計画通りでほっとしましたのですが、、これから朝日をそのまま撮影でもしようかと思った矢先、朝日撮影用のレンズを小屋に置いてきてしまった事に気づきまして、、なんたる痛恨のミスかと、、とりあえず時間を確認すると5時を回っており、ここから大急ぎで下って再び登り帰すと約6時くらいになる訳ですが、急いで小屋にとって帰してレンズをザックに放りこみ、4回目の同じ登り坂を鬼神のようなスピードで登り、再びカメラの元へついた時にはぼんやりと辺りは明るくなり始め、そこから朝焼けの微速度撮影を始めたのですが、、ここでも痛恨のミスをしてしまい、、NDフィルタを小屋に起きっぱなしで、結局なかなか良い朝の景色だったのに、ロクな微速度を撮影できず、涙をのんで7時からの朝食の為に再び小屋へ下山しました。(笑

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下山の途中で八方池山荘方面を 2/24 6:56 5DmarkII & EF17-40mmF4L

 しかしまあ、何というか昨日の夕方からこんな坂を都合4回も登り降りするとは思ってもおりませんで、かなりくたくたになったのですが、、小屋に帰って飯を食うと元気も湧いてきまして、、これも1日10kmのジョギングの成果かなどとアホな事を考えながら、これからどうしたもんだか、ちょっと考えたのですが、天気も良いし体調も良いみたいなので、荷物をまとめたら昨日から行っていなかった八方池まで登ってみようかと、、

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こんな坂を計5回も登るなんて、、 2/24 7:58 5DmarkII & EF17-40mmF4

 で、小屋を後にして5回目の同じ登り坂を今度はフル装備で登り始めました。後で考えたのですが、結局昼間には八方池山荘に戻り、そこからリフトに乗って帰る訳ですから、D3と三脚一つは置いていって、その代わりちょっとした食料と飲料水を持って行くべきだったのですが、バカなんでそこまで頭が回らず重い荷物を背負ってしゃかりきになって歩き始めたのは良いのですが、すぐに強い日差しの元、暑くなりまして、ノマドパーカーを抜いてライトシェル一枚になり汗をかきながらの登山でした。

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八方池裏より天狗の頭を 2/24 9:03 5DmarkII & EF17-40mmF4

 八方池は案の定、雪で埋まり。池裏から見る白馬の山々の雄壮な姿に感動しつつも、唐松岳方面を見れば良い感じでトレースも出来ており、人の姿も見えるので、ピッケルを今回は持参しなかったけど、もうちょっと先の景色も見たくなりまして、、ザックの中には食料や飲料水が全くないにも関わらず、足は自然と唐松岳方面に向かってしまいまいた。八方池までは基本初心者でもトレッキングにこれる場所なのですが、その先は夏でも本格的な登山道ということでして、ちょっと緊張しつつも先行する登山者の後をついて行ったのですが、喉が渇いてしまいまして、、氷のようになった雪なんかを拾っては、身体に悪いと解っていつつも、口に頬張り2361m地点の丘までなんとか登る事ができました。一昨年の10月に唐松岳に登った時不帰瞼の微速度撮影した2554m地点まで登り同じ場所から冬の不帰瞼の撮影をしたかったのですが、この時点で雪が降り始めまして、ガスにでも巻かれたら危険ですし、冬山の経験は浅いのと同時に喉の渇きが限界ということで、引き返しました。

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2361m地点より不帰瞼に湧く雪雲を 2/24 10:14 5DmarkII & EF17-40mmF4

 なんというか、普通にもうちょっと装備を考えればもっと余裕を持って行動できたのですが、とはいえ今回八方池山荘に泊まれた事で、次回への課題と装備について色々な知見が得られたのは非常に大きかったと思います。今年もう一度春に来ようと思うのですが次回は天候が良く、後は雪崩の心配等がなければ唐松岳山荘あたりまで登ってみようかと、、それと今回は今まで5Dで使っていた広角ズームのTAMRON A16に替えてCanon EF17-40mmF4.0Lを購入しまして、そのベンチの為の登山でもありまして。タムロンのA16は広角でF2.8と明るいレンズなのですがレンズフレアが非常に醜い欠点があり朝日の微速度などで撮影できる範囲が非常に限られておったのですが、EF17-40Lに替えた事で醜いレンズフレアからは解放され作品の幅が大幅に広がったと思います。

happou_map1.jpg

最後に今回の24日のコースなどを記しておきます。コース単体では距離6.3km、高低差530m程度ですが、これに前日の夕方から朝まで距離500m、高低差130mを4回分を足すと、距離8.3km、高低差1050mと、結構な登山になったような(^^。お陰でかなりくたくたになりましたが、、、

最後に装備について記載しておこうかと

持参したカメラ類は

Camera : Canon 5DmarkII, Nikon D3
Lens : AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED, AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
    Canon EF17-40mm F4L USM, TAMRON SP AF28-75mmF/2.8 XR Di
Battery : Nikon EN-EL4a x3, Canon LP-E6 x3
Remote Code : Nikon MC-36, Canon TC-80N3
Tripod : Sherpa 435, Sherpa 343
Other : Nikon-Canon EOS MountAdapter, 77mmND400, 77mmND8 x2

登山用具は
Climbing Gear

25Lのザック karrimor trim 25, 10本爪アイゼン CAMP MAGIX 10
posted by mockmoon at 20:25| Comment(10) | TrackBack(0) | 山行日記
この記事へのコメント
一番ゲット(?)
新しいレンズ他色々経験値もUPされたようで良かったですね。
自分撮りのお写真はツイッター経由で拝見しましたが、ブロッケンのみたいに思いました。
最近、今さらながら14-24mmの高評価を知り欲し…欲しくなんかないやいw
今年はフルサイズDSLRが欲しい所ですが、メーカーの動きが予想外にゆっくりです。
Posted by natsuani at 2011年02月28日 23:19
natsuaniさんどもども(^^
早速のレスありがとざんす。フルサイズについては、どうですかね〜、何か技術的に頭打ちなんではないかと、、ペンタの645とかみたいなフル以上のコンセプトでないと、これ以上の物は作れないんじゃないでしょうかね〜、、、まあ何とも言えませんが、、
Posted by ちょび at 2011年02月28日 23:40
お疲れ様でした。
静止画を見るだけで、どんな微速度撮影動画ができあがるのだろうかとワクワクしますねw

北部北アルプスだと山への雪の付き方が違うというか、より鋭い感じがしますね。赤岳などは雪が付いていてもここまでの威圧感はないので。さすがです。
Posted by kim_msc at 2011年03月01日 12:12
kim_mscさんこんばんわ。レスありがとうございます(^^
北部北アルプスはやはり日本海側に近づくほど雪が多くなるみたいですね。ただ今年はこれでも少ないほうらしいです。赤岳は自分も興味あるんですけど、まだ上まではいけないだろうな〜、、それよりも行者小屋からの展望を撮影してみたい誘惑にはかられます。(^^
Posted by ちょび at 2011年03月01日 23:20
わーー、
5月の八方尾根ー唐松岳を登ったのはもう30年以上昔です。
昼間の八方尾根しか知りませんが、夜空、楽しみにしてますよ。
Posted by ぷーまま at 2011年03月03日 04:30
ぷーままさんコメントありがとうございます。冬の八方池山荘、良いですよ〜。山荘まででしたら普段着で大丈夫です。ぜひぜひ。(^^ (もっともリフトやゴンドラでちょっと恥ずかしいですが、それは登山姿でも同じですんで)
Posted by ちょび at 2011年03月03日 23:12
いつもながら素晴らしい作品の出来ですね。
地球に住んでいる事の素晴らしさが伝わってくるような作品ですね、今回曲の完成度が高いと思いました。
Posted by Juicy Couture Outlet at 2011年08月15日 17:49
こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま〜す。よろしくお願いします
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