2009年03月17日

5Dとティルトレンズでミニチュア動画を


Miniature City from mockmoon on Vimeo.



http://www.youtube.com/watch?v=97-7rWfQd5E&fmt=35 ←youtube高画質版
http://www.youtube.com/watch?v=97-7rWfQd5E&fmt=22 ←youtubeHD版

先日紹介したMC ARAX 2.8/35mm Tilt & Shift lensですが、、、このレンズでの疑似ミニチュア撮影にすっかりはまってしまいまして、、ティルトレンズの本来の使い方とは違いますし、多くの人がミニチュア撮影をしているから今更とも思っていたのですが、、何というのか、俯瞰の景色もピンをある程度コントロールすることで、絵全体として非常にシャープな印象を受ける点と、ぱっと見た印象がピンの来た部分に目がいく訳でして、何気ない風景写真も、それなりの意図が生まれると言いますか、、何というか不思議な魅力を秘めていますね、、この撮影方法は、、、、

で、当然微速度撮影を本分としているもんですから、この疑似ミニチュア撮影を微速度でもやってみようかと、、もちろんyoutubeなどを見ればこれまた結構たくさんの人がやっていらっしゃるみたいで、ただしいかんせん、何というか動画にした途端ミニチュアっぽさが無くなるもんだな〜、と思いまして、、もちろん動いているものというのは人間の頭の中では「人形だ」ではなく「人だ」とインプットされている訳ですから、しょうがないのですが、ただ昼間の撮影をそのまま撮影したのでは、どうしても人や物の動きがパラパラしてしまうので、ここはND400などをかませた方が良いのではと前々から思っていたんですね、、、シャッタースピードもピーカンでも1秒とかにして、連写にすれば、高速で歩く人の姿もビデオカメラで撮影されたハエやアブなどのような感じになるのではないかと、、、同時に絵の色味も重要で、ミニチュアっぽく見せる為には、やはり派手な色合いの方が良いと思うんです、でやる際には派手目に色づけをしてと思っておりました。そんなこんなで3日間という短い撮影期間でしたが、やっつけで完成させたのが上の動画です。R| 1 (0;01;09;01).jpg

1日目には高崎に行って撮影を行い、二日目は前橋で、そんで三日目は東京でという形で行ってきました。どの日も午前中に仕事を終えてから、現地へ行き午後3時頃からの撮影だったもんですから、夕暮れ時の撮影が多くなったのと、どうしても多くの場所を巡れないということで、ちょっと急ぎ足の素材集めだったのですが、これが結構面白くて、、何といっても今までの微速度撮影とは違い、「これはボツかな〜」と思っても、意外な所で面白いものが写っていたりと、なかなか奥が深いものでして、、

今回改めて思ったのは「人の営み」の面白さとでもいいましょうか、、今まで人を撮る事が殆どなかったのですが、微速度撮影で、虫のようにせせこましく動く人というのも非常に面白い被写体だな〜と改めて思いましたです。



で、撮影で重宝したのが「三脚禁止」の展望台なんかで使った吸盤式のボールヘッドでして、、昔ヨドバシカメラのアクセサリー売り場に寂しそうに置いてあったのを買った1003 Suction padでして、これはhammerとかのよりも遙かに重い3kgまで大丈夫な強力なボールヘッドでして、5Dにレンズの構成でも問題なくビクともしない優れものです。これを持っていったお陰で本当に助かりました。

R| 1 (0;02;23;08).jpg

帰ってきてからAFで仮レンダリングをして、3日間で撮り貯めた動画をしげしげと見ていたのですが、、、いつものように弾いているピアノの曲ではちょっとそぐわない気が、、どう考えても前に遊びで作ったHASYMOの映像のように一定のリズムを刻むようなタイプの曲じゃなければマッチしないのではないかと、、、

とはいえ映像を早く発表したいという欲もあり、この際、既存のアーティストの曲を使わせて頂こうかと、、ただyoutubeのパートナーの場合は、著作権がらみのものは使えたのだろうか等々色々考え込んでしまいまして、、そんな中、著作権フリーのループ素材なども視野に入れていこうということで、色々ネットをあさった結果、たどり着いたのが、

PROPAN_MODE

なるサイトでして、、著作権はこのサイトに帰属しているとは言え、商用意外であれば(商用でもお金を払えば)サイトの紹介等を条件にタダでループ楽曲を使って良いとのこと。曲のセンスも僕のイメージに非常に合っていたので、ここからMP3をダウンロードしてCubaseに流し込んでトラックを作り、そこに隠し味でピアノを騙し騙し乗っけて、取り繕った3分弱の曲を作ってみました。といってもピアノを気楽に弾くのとは大違いで、慣れないCubaseの操作に意外と手間取りまして、、久しぶりに朝の4時頃までパソコンと格闘してしまいまして、、今日は非常に眠いです、、

まあいずれにせよあくまでも実験的な作品ですし、5Dmark2のベンチも兼ねているので、、実は初めて作品の中に5Dで撮影した普通の動画も載せてまして、、一番最初のシーンがそうなのですが、、違和感がちょっとあるのは夜間の高感度撮影だったからだと思います、、微速度部分と比較すると、ちょっとノイズが乗ってしまうのでAF上でエコーでノイズ処理をしてますが、、違和感なく見れるかどうか、、しかし何というか、動画中に出てくる文字の動かし方とかって昔東京で仕事をしていた頃の癖がでちゃうですね、、極力その手の作品を作らないようにしていたのですが、、こういう作風の物を作ると癖が、、、
posted by mockmoon at 22:48| Comment(14) | TrackBack(0) | 微速度撮影
この記事へのコメント
すばらしいですね!シフトレンズでの動画の撮影にトライしていて上手くいってなかったのでとても参考になりました。
いつも素敵な映像本当にありがとうがざいます!
Posted by BOSS at 2009年03月17日 23:48
はじめまして。
シフトレンズで微速度って、とても面白いですね。
素晴らしい映像で感動しました。

一つ質問ですが、連射中にパンしていらっしゃいますが、無人の状態でどのように操作されているのですか?
Posted by Lex at 2009年03月18日 07:09
いや〜素晴らしい!!!
ビックリです。さすがです!!!

ミニチュアと言うよりは別物、別世界に思えます。ミニチュアぽく見えるのは遠景の絵の方がそれらしく見えますね。アップで見るとなんか普通(笑)

しかしホント機材を使いこなしてますね。私も頑張ろう〜w
Posted by 凧tako at 2009年03月18日 18:43
>>BOSSさん
書き込みありがとうございます。BOSSさんもシフトレンズで動画撮影されているんですね、是非みてみたいです。
>>Lexさん
初めまして。連射中のパンというか、拡大については、編集ソフト内でやっていることです。5DにせよD3にせよS sizeで撮影しても大体横3000pixelくらいありますので、1280x720の動画では相当トリミングしても問題なしなんです。ですから、ソフト内のトリミングでこういった動きを編集の際につけます。ちなみに動画の各画像に35mmとレンズの焦点距離が書かれていますが、この焦点距離はほとんど当てにしないほうが良いです。実際ソフト内の拡大で35mmレンズで撮影している場合は35mm-80mmくらいの幅で絵をトリミングしてますので、、
>>凧takoさん
お久しぶりです。
>アップでみるとなんか普通
そうなんですよね、、後角度もある程度必要です。でもこれらの条件を満たした絵を撮れる場所ってのが実は結構ないんです。
Posted by ちょび at 2009年03月18日 19:06
街の映像もまたすばらしいですね。
やっぱりセンスがいいんだわなァー。
シフトレンズは本城直季が4×5でミニチュアに見せる写真を撮っているからいつか動画をやろうとおもっていたけど先にやられてしまいました。(笑)
私のEOS kissはインターバル2秒が限度なので街を撮っても速すぎてダメなんです。
音楽はどうしてもフィリップグラスが頭から離れんから、というより別のイメージのものは相当難しいように思います。
mockmoonさん!またひとつレパートリーが増えてしまいましたね。
ミニチュアワールド。これまたすごい事になりそうです。
どうしても動くと視点が散るのでボケが気にならなくなるというジレンマ映像ですが、そこはテクニック極めるというかいい視点が見つかる気がします。


Posted by datajiro at 2009年03月19日 22:24
datajiroさんお久しぶりです(^^)
本城さんの写真は僕もどっかの雑誌に特集されているのを見て「おおぉお、おもしろそう」って思ったですよ。しかし何というか、シフトレンズってのは遠距離になると単に画面の中の一線上にピンがくるだけという至極単純なものでミニチュアっぽく撮影する事においてはphotoshopでボケを合成するだけで殆ど同じ効果が得られると気づいた時には、やはり本城さんのような写真というのは被写体の選び方が絶妙なんだな〜、と改めて関心した次第でして、、僕の映像でも、ミニチュアっぽく見えるのは、厳密に言えば上の写真を含めていくつもないかと、、本当に被写体の選定をシビアにすると結構難しいんですよね。でもそれだからこそ面白いんですが、、何となく撮っていて感じた事は、カメラの角度は下向きに30度くらい傾けたくらい。被写体までの遠さは、人が人と認知できるぎりぎりくらい、そして高低差の激しい建物が混在していない事ってのが一つの条件かとなっと思います。しかし何というか、良い場所を探すのに苦労をするといいますか、、実際東京とかでは転落防止の為に良い感じの高さのところは、写真撮影が難しい場所って多いですし、、
Posted by ちょび at 2009年03月20日 21:53
3日で、良くこれだけ撮影されましたね(拍手)。
何気ない風景が、とっても魅力的に映っているから不思議です。

全然関係無いのですが、湯沸かし器(?)だったかな…微速度撮影した素材を使ったCMがあるのをご存知ですか?
テレビを見ていたら、放送されていましたよ。
あれって、ちょびさんの作品に影響されて作られた物ではないでしょうか?
見た瞬間に、そう思いました…。
Posted by sof at 2009年03月22日 03:49
sofさんお久しぶりです〜。コメントありがとございます。
>湯沸かし器のCM
いや〜、、この頃テレビを見ていないので知らないですが、、まあ微速度撮影のCMってのは結構昔からありますし、買いかぶりですよw
Posted by ちょび at 2009年03月23日 11:20
すばらしいですね。
解像度感と浅い被写界深度を両立させて不思議な世界観を感じます。
編集はafter effectですか?静止画から動画を生成すると解像度が段違いですね。
当方も5Dmark2で動画を撮っています
もしよかったら見てもらえるとうれしいです。
http://www.youtube.com/user/projectiveedge
Posted by 飛来軒 at 2009年03月25日 02:19
飛来軒さん初めまして
映像観させてもらいました。いいですね〜。雰囲気があって、イイ感じです。
>>after effect
そうです。昔はpremiereなんかも使っていたのですが、この頃after effect一本で作ることに慣れてしまいまして、、
Posted by ちょび at 2009年03月25日 12:03
こんばんは。
いや、それがですね。給湯器のCMは、面白そうだから、とりあえず微速度撮影を素材に使ってみましたって印象が凄く強かったんです(汗
ですから、もしかして…と思ってしまったのですが…。

フォトイメージングエキスポで、パンソニックの動画一眼GH-1を見てきましたよ。壁掛けテレビ(32インチ?)で映像が流れていましたが、むちゃくちゃ綺麗でした!ファインダーが液晶ってのは、まさに動画向きですね。本体が小さすぎて、男の手には持ちにくい印象がありましたが…三脚使うなら、関係無いか…
Posted by sof at 2009年03月31日 20:10
sofさんどうもです。(^^)
GH−1良さそうですか〜、、早く映像サンプルが見てみたいですね〜、、おそらく素子が小さい分、5D等々で見られるような動体歪みは軽減されているのかもしれませんね、、また被写界震度も程良く狭いのでこちらの方が一般向けかもしれません。サンプルがどっかに上がらないかな〜、、
Posted by ちょび at 2009年04月01日 00:07
ずーっと、プロキシサーバ内のキャッシュを見ていた様で、レスが遅くなってしまいました。
申し訳ありません。

パンについては、取り込んだ後のアプリで処理されているのですね。
大変参考になりました。

と・・・非常に高価なアプリケーションですね(汗)
Posted by Lex at 2009年04月05日 10:23
Lexさんどうもです。AfterEffectsは非常に高価なんですが、それに見合うだけの機能があります。僕の作品では絶対に欠くことができないソフトです。プロだった時に清水の舞台から飛び降りるつもりで購入しました、その後はアップデートで2万くらい払いつつ今に至るといった感じでしょうか、、
Posted by ちょび at 2009年04月10日 20:17
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