5DmarkII + Ai AF Nikkor 35mm F2D F2.0 1/1250sec ISO100
5Dを購入してから、一つ気づいた事はライブビューが妙に使いやすい点でして、、記録画像のクオリティ変更とか、カードのフォーマットとかその他諸々については結構使いづらいと思っていたのですが、このライブビューは使いづらい5Dのボディの中でもヒットだと思います。で、動画撮影の為にも買ったということで絞り輪の付いたGタイプ以前のニコンのレンズが何かと重宝するということで、マウントアダプターをかませて、結構ニコンのレンズを使ってみたのですが、これが何というか結構良い感じでして、、今日はそのレビューなんぞを書いてみようかと思います。ちなみにレビューなので、画像は元ファイル(JPEG Nomal L)のまんまアップしています。


左 AiAF35mmF2D F2.0 1/640sec ISO100
右 MC ARAX 2.8/35mm Tilt & Shift lens F2.8 1/200sec ISO100
Ai AF Nikkor 35mmF2Dについては、お散歩レンズとして使ってみたのですが、、この手のレンズはどうしても開放ばかりで撮りたくなるのが心情でして、、本来このレンズはF8.0からF11くらいに絞って風景なんかをカッシリ撮るのに向いているのでしょうが、、家の周りの散歩程度ではそんなカッチリした風景に出会える訳でもなく、、結局開放で撮った写真のオンパレードになってしまいました。
で、右側の写真は1年以上前にネット通販で米国のサイトで購入したMC ARAX 2.8/35mm Tilt & Shift lensなるウクライナ製のレンズでして、このレンズ、ニコンマウントで注文したのにも関わらず、M42マウントで届きやがりまして(笑。英語でクレームを入れる勇気もない僕は渋々、焦点距離が2倍になってしまう近代インターナショナルのM42→ニコンマウントアダプターを使って騙し騙し使っていたのですが、晴れてキャノンのボディを持った事で、漸くマウントアダプターをかませながらも使えるようになりまして、しかも5Dのライブビューの使いやすさから、結構楽しめるレンズに格上げになりそうです。

左 MC ARAX 2.8/35mm Tilt & Shift lens F5.6 1/40sec ISO100
右 MC ARAX 2.8/35mm Tilt & Shift lens F5.6 1/400sec ISO100
しかし、シフト&ティルトレンズというのは、原理的には大体解っていたつもりだったのですが、使ってみると結構難しいです。ティルトに関しては、要はピンのくる位置というのは、普通のレンズならばレンズに対して平行になる訳なんですが、ティルトさせる事によって、平行なピンの角度を変えられると、、例えば右側の写真では、松の幹の手前から奥まで、そして上の松の葉までピンが来ていてそれ以外はボケている訳です。カメラに対して70度くらいの角度でピンが来ている訳です。でもこの角度を決めて、それにかっちりと傾いた被写体に合わせるのが結構難しいんです。ライブビューが大活躍の癖にまだまだつかめていない所がありまして、、、、そう考えるとファインダーで合わせて、しかも現像するまで結果がわからないフィルムカメラだったらどんなに大変な事かと、、しかし面白いです。このレンズは。シフトもティルトも原理的には至極単純なんですが、使ってみると仲々どうして、奥が深いです。
Ai Nikkor 135mm F2.8S F2.8 1/320sec ISO100
それともう一本、5Dm2を購入してから衝動買いしてしまったレンズとしてAi Nikkor 135mm F2.8Sがあります。高崎のアークカメラで1万円ぽっきりで購入したのですが、これが仲々素晴らしい描写をしてくれまして、、しかも中望遠で小さくて明るいということで、非常に気に入りました。これから登山などで持っていく5Dにつける標準レンズを、ズーム全域でそれなりの描写をしてくれるA09(28-75mmF2.8)にするべきか、それとも望遠側が特に甘々のA20(28-300mmVC)にするべきか迷っていたのですが、A09を標準でつけてポケットにこの小さなAi Nikkor 135mm F2.8Sというのも一つの手かもしれません。