2009年01月14日

戸隠鏡池までラッセルで

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斜光を浴びる戸隠 PM14:53 D3

戦場ヶ原でスノーシューを使わなかったということで、結局このまま使わずにお蔵入りになってしまうのかぼんやりと考えていたのですが、この日も暇が運良く取れまして、戦場ヶ原が駄目ならば戸隠の鏡池であれば確実に使えると思い。雪を求めて一路長野路を行ってまいりました。

ちなみに購入したスノーシューですが、ネットでの評判などを勘案してMSR(マウンテンセイフティリサーチ) デナリアッセントでして、去年の12月中旬に伊勢崎の店でおっちゃんに値切り倒して購入しました。



それともう一つ。この日は夜の8時半に月が出るということで、満天の星空から月が昇って戸隠連峰を青々と映し出す動画が撮りたいという気持ちもあって、もし鏡池まで楽にいけるのであれば、日没から月の出までの絵を鏡池で撮影しても良いな〜などと甘い考えでの出発でした。
正直真冬の雪深い中、ラッセルをすることは全く考えず、スノーシューで楽に行けるものとばかり思っていたので、いつもと違い朝の犬の散歩を終え後、飯を食って支度をして9時頃家を出ました。高速道路をひた走る事1時間40分ほどで信濃町に到着、前日随分たくさん雪が降ったようで、とはいっても昼近いので、戸隠までの道のりは雪上車でしっかり整備されており、途中凍結で危ない場所はありましたが、おおむね順調に鏡池へ通じる林道の入口にある蕎麦処そばの実に到着、丁度昼時なので、そこでお蕎麦を頂きました。で店員さんに鏡池に行って帰るまで駐車して良いかどうかを聞いたら快諾してくれたのですが、4時に閉店だそうで、遅くなるなら林道の脇のスペースに泊めた方が良いとのこと、早速クルマを移動して、購入してから1ヶ月ほど寝かせておいたスノーシューを始めて装着していざ鏡池へ。

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漸く戸隠山が顔を出した PM13:15 S5pro             先行するのは兎の足跡か? PM14:19 S5pro 

そば屋の横の林道には雪上車が横付けされており、そこから後ろに林道がうずたかい雪に埋もれてまして、目測で1メートル半くらいの積雪量でしょうか、その雪山をスノーシューで登ると、ラッセル一つない綺麗な新雪の林道が永遠と続いています。さあ、サクサク歩こうと思って足を踏み出してみたら、ズブっと膝の当たりまでスノーシューが沈み込みまして、、まあ正直、D3も含めて15kgほどの荷物を持っている訳でして、90kg前後の体重では浮力が全然足らなかったのと、後はパウダースノーの新雪の為ということで、沈み込むのは仕方のないことだったのかと、、しかしこれではラッセルと殆ど変わらないのでは、などと思いながらも、それでも腹まで沈み込むよりは遙かにマシと気を取り直して出発したのですが、、これが全く進まないんですね。

50歩あるいては喘ぎ、100歩あるいては水を飲み、途中で派手に転けたと思ったら、新雪の上なので、身体がどんどん雪の中に入り込んでしまい、起きあがれずに往生し、、いつもはクルマで林道の入口から5分くらいで来る道を、悪戦苦闘すること実に2時間半かけて漸く鏡池にたどり着きました。正直今まで登ったどんなに険しい山道よりもきつかったです。まあ冬山は夏の山よりも3倍キツクなるといいますから、それを身を以て体験したといいますか、、いや〜、雪道ってのは嘗めちゃいかんですね。

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漸く到着した鏡池での最初の一枚 PM14:53 D3         動画撮影中 PM15:24 D3

鏡池に着いたら早速動画の撮影などを始めてみたのですが、仲々良い構図というものが決まらず、結局マンネリとはいえ広角でそれぞれ場所を変えて2本ほど押さえました。結局真っ白に雪で染まった池というものを一体どう絵の中に入れるべきかということで、迷ってしまったのですが、正直に言うと、池にそれ程こだわる必要があるのだろうかということで、D3で池に通じる丘陵と背後の戸隠連峰を押さえておこうということで、3本目の動画撮影を始めました。この動画撮影中に対岸に僕と同じようにスノーシューで単独の方がやってきまして、会釈はしたのですが、大声を張り上げるのもの何かと思いまして、そうこうするうちに鏡池を横断し始めたので、勇気があるな〜と思いつつその様子を眺めていたら、池の中央でくつろいだ後の帰り際途中で「バキュン」っという氷がきしむ音がしまして、その方が一瞬足を止め、その後は来た時の速度の2倍くらいの速さで戻っていきまして、(笑 いやいや大事なくて本当に良かったです。

ただ人柱になって頂いたので、僕も鏡池に降りて写真を撮ろうということで、夕暮れの動画は池の上で撮影しました。結局その方は自分が来た道を帰ったみたいでして、恐らく神社方面からやってきたのではないかと思うのですが、個人的には私のつけたトレースを辿って蕎麦屋方面へ帰ってくれれば、トレースがよりしっかりしたものになったのにな〜、などと思いつつ、僕も帰りをどうするか思案しまして、このまま夜中までここで粘って月の出を待つべきか、それとも陽が沈んだら帰途につくべきか、いずれにせよ日没までの動画撮影にはまだ1時間ほどあるので、帰り道のトレースを強固なものにしようということで、来た道を行ける所まで往復することにしました。

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鏡池の夕暮れ PM15:29 D3

しかしそれにしても計算違いだったのは夕日の向きでして、夏場の撮影では夕日は北西へ沈むのが、今は冬場ということで南西方面へ沈む事を全く考慮していなかった為、戸隠連峰を入れての夕暮れの動画にしては少々角度が悪かったです。まあそんな事も考えつつもトレースを強化していったのですが、そんな中携帯で夜の天気を調べたら、これからまた雪が降るということだったので、日没で撤収しました。しかし何というか、陽がくれてから同じ道でトレースつきとは言え、それなりにキツイ帰り道で、しかも途中から当たりは真っ暗と、ヘッドライトを頼りに帰ったのですが、道を外れる事は絶対にないとは言え、何度も同じ場所をまわっているような錯覚に陥ったりと、出口の見えない迷路を彷徨っているみたいな感覚になったり、非常に不安な帰路でした。蕎麦屋の街灯が見えた時は本当にほっとしましたです。

で、その後は9時まで営業している日帰り温泉の戸隠神告げ温泉で飯をたらふく食って、風呂に浸かって帰りました。途中星が見えるかどうかも気になったのですが、案の定雪がチラチラ降ってきまして、早めに鏡池での撮影を切り上げて良かったと思いながら帰宅しました。

togakushi_map.jpg

コースタイム

2009年1月14日 晴れ

鏡池ピストン
距離4km 高低差184m

12:15蕎麦処そばの実→14:45鏡池着 撮影 17:05鏡池発→18:30蕎麦処そばの実
posted by mockmoon at 22:10 | TrackBack(0) | 山行日記
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