2008年07月17日

日光白根山で池めぐり

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五色山より五色沼と日光白根山を望む S5pro AM 9:25

 15日、16日と泊まりがけで白馬に行ってこようかと計画していたところ急に仕事が入ってしまい行きそびれたのですが、その代わり17日が暇になった為、早起きして朝5時に家を出て日光白根山へ登ってきました。弥陀ヶ池や五色沼と、池や沼めぐり好きには外せない場所とはいえ、登山をやっていない頃は相当歩かないとたどり着けないという理由で敬遠していたのですが、この所随分登れるようになったということで、ある意味満を持しての挑戦でした。

 とはいっても白馬に行くのが中止になった時、栃木方面には全く眼中がなかったのですが、17日が暇になるとわかった前日の夜につらつらとPhotoXPのページなどを見ていて、しょさん(しょさんのブログ)の写真などを見るにつけ、そういえば日光白根山の池巡りなんて、1日で行くには丁度良い場所ではないかと思いつきまして、それからコースの設定、地図の印刷等をして、バッキングも早々に床につき朝イチで出かけました。

 ちなみに装備はまあ日帰りなので、20kgのフル装備からテント、マットを抜き、かわりにツェルトを足して、そんで星空を撮る訳ではないし、雷雨にあう可能性も高かった為、大事をとってD3のセットも抜いて、それでも15kgくらいの装備で行きました。というか何故か使わないシェラフを持っていったのが謎ですが(笑 まあこれはあまり軽くしすぎるとトレーニングにならんという事と、雷雨にあって途中の避難小屋で一夜を過ごすのもありかもしれないという事で一応持っていったのですが、それならテントとマットも持っていけばと、まあ単にものぐさでザックから出すのが面倒だったということで、、撮影機材がS5proのみということで、動画撮影中に写真を撮る事ができなかったのはちょっと痛かったかと、、D80にVR18-200でも付けて持っていけば良かったのですが、、

 で、5時ちょっとすぎに家を出て、2時間半くらいかかると思っていたのですが、沼田まで高速、そっから下の道で行ったら、途中のマクドナルドのドライブスルーでしっかり朝飯を買いながら、あれよあれよという間に菅沼の登山口に着いてしまいまして、6時55分に登山口を出発することができました。最初は緩やかな道を歩き、沢に入ったあたりから樹林帯の登りが始まります。弥陀ヶ池までの登りは、急登が2度に別れてある感じでして、急登といっても北八ヶ岳の北横岳への登りに丁度似た感じで、赤城の黒檜直登や白毛門の登りと比較すれば大した登りではなかったです。で1時間半ほどで弥陀ヶ池に到着です。

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弥陀ヶ池より白根山を望む S5pro AM8:47

まだ朝ということで、空の青さ、そして空気の透明度が素晴らしく、さらにこの池に写る白根山と相まって素晴らしい景色を堪能しました。ここで動画の撮影兼休憩を取り、撮影が終わって出かける準備をしていると、若い二人組が菅沼登山口から登ってきまして、軽く挨拶をして弥陀ヶ池を後にしました。この後五色山方面へ向かったのですが、実はそれまでの登山道では見ることができなかった白根山の全容がここ弥陀ヶ池でドーンと視界にせまってくる訳でして、この美しい山容を見るにつけ、登ってみたいな〜と思ってしまったのですが、午前中に五色山、前白根山などから白根山方面の写真を撮らないと午後では逆光になる為ぐっとこらえて白根山への登頂は諦めて五色山へ向かいました。

 五色山までの道のりは、まず弥陀ヶ池の端で白根山・座禅山方面と五色沼・五色山方面の分岐を左へ曲がり、その後ほんのちょっと登ると五色山と五色沼の分岐がありますので、そこを又左へ山の方面へ曲がります。その後少々登り五色池を望める高台を越えたら一気に鞍部へ下り、そこから再び急登します。この下りで金精峠から登ってきた男女のペアとすれ違い軽く挨拶を交わしました。しかし今日は随分若い人に会います。しばらく登ると五色山の緩やかな稜線に出ます。ここから先、前白根山までの道は白根山と五色沼が見渡せる凄く景色が良い登山道です。昼過ぎになると逆光になる為、朝のうちにここを通るのが凄くオススメです。素晴らしい景色を堪能しながら稜線を歩くと程なく五色山山頂へ到着です。今日の山行記の一番上の写真はここから撮ったものでして。ある意味定番の撮影スポットだと思います。その後五色山を下っていく間にはこの五色沼と白根山が見渡せる良い撮影スポットがたくさんありまして、何度も足を止めて撮影をしました。で五色山と前白根山の鞍部も非常に良い感じなので、動画の撮影を行いました。

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鞍部からの五色沼と日光白根山 S5pro AM10:27

で逆光になりますが、湯元方面の展望も良かったです。

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日光湯元方面を望む S5pro AM10:22

で動画撮影でカメラを回しながら、三脚椅子に座りながらくつろいでいると、五色山方面からご夫婦がやってきまして、一言二言挨拶を交わし、前白根山方面へ登っていくのを見送りながら、僕も10分ほど遅れて出発しました。前白根山は山頂がガレ場で、何とも荒涼としている分見晴らしは良く、山頂には数人の登山客がいて記念撮影などをしていました。

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前白根山山頂で記念撮影をする二人 S5pro AM10:59

丁度この頃から、湯元方面で雲がわき始めていて、山頂付近の雲行きが非常にドラマチックと言いましょうか、何とも言えないフォトジェニックな感じでした。と同時にこの雲は雷雲になっていくのかといった一抹の不安を胸に早々に前白根山を後にしました。

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前白根山からの下り、避難小屋へと続く稜線 S5pro AM11:11

前白根山からの下りの道はガレていますが、それ程傾斜はなく、難なく下ることができ、ここから稜線を暫く歩くと、左手には遠く中禅寺湖を見渡す事ができます。また五色沼へ直で行ける道と、避難小屋へ行く道の分岐点もあり、今回は避難小屋方面へ向かってみました。

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前白根山直下の稜線で中禅寺湖を望む S5pro AM11:21

この後稜線からは外れて五色沼方面へと暫く下ると五色沼避難小屋に到着します。実はこの小屋、この記事の一番上の写真にちゃんと写っていまして、白根山の左下、五色沼との中間当たりに写っている赤い屋根の小屋がそれです。まあ赤い屋根というより、赤いドットになっていますが、(笑

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五色沼避難小屋 S5pro AM11:37

とりあえず扉をあけて、中を確認、布団があって、それなりに小綺麗です。十分ビバークはできますね。ただ水場が遠いのがちょっとキツイですかね。で、ここで避難小屋から白根山へ登る道と五色沼に降りる道の分岐がありまして、時間的な余裕があるから白根山へ登ってみようかとも思ったのですが、五色沼の湖畔と、水場の確認もしておきたかったので、ここは五色沼方面へ下りました。で、暫く枯れ沢沿いを下るのですが、結構道が悪く、倒木などもあり、湖畔へ着くのにちょっと難儀しました。何よりもザックにカメラの三脚などをさしているので、越えられない程の微妙な高さの倒木などがあると、エラク辛いんですね、、で湖畔が目の前に開けてきた時はちょっとだけホッとしました。

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五色沼の湖畔へ S5pro AM11:54


湖畔には数人の人がくつろいでおりまして、朝に弥陀ヶ池で出会った若者二人組もここで休んでいました。水場のチェックをしておきたかったし、炎天下の沼は風もなく暑いので、早々にこの場を後にして水場へ向かいました。ここから水場へは、湖畔を左に見ながら暫く進み、前白根山直下から五色沼方面へと分岐していた道を今度は逆に高度30m程登った中間点にあります。登っている間、沢は枯れ沢になっていたので、水は出ていないと思ったのですが、近づくにつれて水の流れる音がして、綺麗で冷たい水がしっかりと湧き出ていました。この水場、通年出ているのかどうかわかりませんが、白根山では非常に貴重な水場だと思います。今度訪れた時には前白根山直下の分岐点から直接ここに来た方が良いかもしれません。しかしこの日は炎天下で水の消費が凄い事になっていまして、2.5Lのプラティパスの容器に目一杯入れてきたのに、1L残っているかいないかといった感じでした。この貴重な水場で水の補給をして、ついでに時間も昼時、水場は虫が多いけど良い感じの木陰ということで、ここで昼食をとりました。昼食はいつもながら代わり映えしないマルタイのラーメンです。ガスが残り少ないストーブでお湯を沸かして沸騰する前のお湯で作ったんですが、、下界で作るようにはいかず、コシのないボロボロ麺になってしまい。正直あまり旨くなかったです。(笑

メシを食い終わり、来た道を引き返して五色沼を右手に見ながら湖畔を半周して弥陀ヶ池に向かったのですが、道中考えたのは、このまま帰るべきか、それとも白根山へ登るべきかということでして、、時間的な余裕はあり、天候に関しては何ともいえず携帯で調べたい所なんですが圏外でして、後は体力が持つかどうか、、弥陀ヶ池からの300mの急登に膝が耐えられるかどうか、登りはよしとしても、下りでの膝の負担が心配かと、、そんなことを悶々と考えているうちに弥陀ヶ池に到着、そして後ろを振り返ればそびえ立つ白根山。直登の登山道までしっかり見えるんですね、あの急登に取り付いてみたい誘惑にかられ、で、天候の状況を調べる為に電波状態の良い所まで登るってのはありではないかと自分に言い聞かせ、結局登りはじめました。

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急登途中で五色山方面を望む S5pro PM13:54

しばらく登っていくと、結構大勢の人が下ってきて何人もの人とすれ違いました。お年寄りから若い方まで、なんとまあたくさんの人が登っていることかと、、彼らに勇気づけられ登り続けるといよいよ核心部の、急登のガレ場です。ここは白毛門の最後の登りに何となく雰囲気が似ていましたが、白毛門よりもほんのちょっと険しいくらいでしたかね。下山中の若い男女3人組の最後尾の女の子が何度か転けていてちょっと可哀相だったです。それでも転けても大丈夫なくらいの坂ですので、それ程危険という訳でもないかと、、

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急坂を下山する女の子 S5pro PM14:03

この急登をある程度登って、振り返れば、菅沼、そして弥陀ヶ池といった展望が素晴らしく、同時に下山中の人が目に入り、後ろ姿なら問題なかろうということで、一枚写真を撮らせてもらいました。

その後坂はガレ場から一点ゴツゴツの岩場になりまして、トラバースするように岩場を登り切ると何とも格好の良い独標がありまして、その向こうにはロープーウェイの山頂駅が見えました。

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山頂手前の独標から丸池方面を望む S5pro PM14:08

その後いくつかの岩場を登っていくと段々道が緩やかになり、程なく山頂が見えてきます。

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白根山山頂の岩 S5pro PM14:16

山頂は単なる岩山でして、しかも山頂の周りには、同じような岩のピークがいくつもあって、立て札がなければどれが最高地点なのかサッパリです。ちなみにこの写真を撮った場所から山頂までは、10m程岩山を下り、また10m程登るという非常に面倒な感じになっていまして、山頂へ行くのはやめてこっから引き返そうかと思ったのですが、山頂にいたご夫婦に声をかけられ、勧められて、面倒な上り下りをして山頂に行ってみました。それにしても何とも足場の悪い山頂でして、ご夫婦も岩にしがみついているような感じで、話せばロープーウェイの駅からやってきたそうで、弥陀ヶ池方面から帰るべきか迷っているご様子。来るときは樹林帯の道を来たそうですし、奥さんの方は岩場が恐いと仰っていたので、とりあえず来た道を引き返した方が良いと言っておきました。

このご夫婦の話を聞いて、登ってくる時に大量の下山者とすれ違った事に得心がいきまして。どうもあるガイドブックでは樹林帯の楽な道から山頂へ登り、そのまま弥陀ヶ池方面へ下るコースが紹介されているみたいですが、実はこれ、逆のコースの方が良いかと思います。ガレ場ってのは登りよりも下りの方が難しいですし、しかも足に疲れがたまっている帰りの道の難易度を高くするのはいかがなものかと、、そう言えば下山者の中で中高年のおばちゃん軍団ではケガをされていて治療している人もいたような。疲れている足でガレ場を降りて踏み外して転んだのではないかと、、

まあそんなことを思いつつ、僕も登山初心者なのに、これから無茶なガレ場を下らなければならんということで、山頂付近で十分休息を取った後下山した訳なんですが、、さすがに疲れがたまっているせいか、2度ほど尻餅を、1度は足をひねってしまいました。さすがに下山はきつかったです。そんな中問題のガレ場急坂で、後ろからやってくるお爺さんには驚かされました。ストックを2本つかい神速で降りてくるんです。あっと言う間に追い越され、気が付けば視界の遙か遠く、

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爺さん速いよ、爺さん S5pro PM15:01

なんというか、、ベテランの登山者ってのは凄いと思ったです。バランス感覚と力の使い方が上手いんでしょうね〜、ガレ場で浮き石に足をとられてもバランスで持ち直してしまうんですから、、かなり勉強になりました。で弥陀ヶ池に降りてきた時にはもうヘトヘトで、ここから菅沼までの下山道は地獄でした。膝に来ているので、何て事ない坂でも尻餅をついてしまうといった体たらくでして、、ようやく登山口までたどり着いて自分のクルマが見えた時には涙が出そうになりました。(笑 なんというか、クルマのエンジンをかけて、アクセルを踏むと走り出す事に感動してしまいました。(なんかあの有名なコピペのような心理状態です)

で帰りには片品村の花吹の湯でお湯につかって、やはり例によっては例のごとく、永井食堂でモツ煮定食を食べて帰りました。永井食堂って7時半ラストオーダーとはしらず、行ったら本当にギリギリだったです。でも食べられて良かったっす。花咲の湯は昔から結構使っている温泉で、、施設が綺麗なんで休むのに色々と好都合なんですね、、、

で、今回のコース地図を最後に貼っておきます。

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コースタイム (2008年7月17日 快晴)

6:55菅沼登山口→8:25弥陀ヶ池着 撮影 8:55同発→9:40五色山山頂着 撮影 10:00同発→10:20五色山と前白根山の鞍部着 撮影 10:50同発→11:05前白根山山頂→11:35避難小屋→11:55五色池→12:05水場着 昼食 12:40同発→12:45五色池→13:15弥陀ヶ池→14:30日光白根山山頂 同発14:40→15:30弥陀ヶ池→17:00菅沼登山口

距離  13km
高低差 1246m

これで体力の限界ぎりぎりといった所でしょうか、、もうちょっと歩けるようにならないといかんのですが、、まだまだですね〜。
posted by mockmoon at 23:59| Comment(5) | TrackBack(0) | 山行日記
この記事へのコメント
お車は白いNAのGTOですか?(笑

那須を歩くのと同じくらいの距離かなぁと思ってみていますが、どうでしょうか。
日光はよく行きますが、いつも小田白ヶ原でして、白根山は行きたいと思いつつ行っていないです。
今度早朝にいってみようかなぁと。。。
菅沼がちょっと遠いので、日光側から登れるルートがあるか探して見ます。

S5Pro いい色でますねぇ。
Posted by しょ at 2008年07月21日 22:50
こんばんわ〜。いらっしゃい〜ヽ(´ー`)ノ
GTO、、アクセルを踏んだ時には疲れた頭ながら、あのコピペを思い出しましたよ(笑
>那須との比較
そうですね〜、うちのカシミールで調べてみると、ロープーウェイに乗らずに山麓駅から峰之茶屋跡地避難小屋へ直登して茶臼岳、朝日岳、三本槍岳を廻ってみるくらいで丁度同じ距離と高低差になろうかと思います。ただ那須の方は行った事ないので、どっちが歩き安いかというのは判断しにくい所かと、、日光方面の登山口ですが、日光湯元のスキー場から入って前白根山へ登るコース(これは冬山登山の際に使われる事が多いそうです)。金精トンネル手前から金精山を経由して五色山へ登るコースがありますが。前者は前白根山までの高低差が800m近く、結構キツイそうですし、金精トンネルからのコースは高低差はないですが、金精山付近で崩落の危険があり道が悪いと聞きました。やはり金精トンネルを抜けて菅沼まで来て頂いた方が無難かと、、一番楽なのは丸沼のロープーウェイで一気に2000mまで行く方法らしいですが、、
Posted by ちょび at 2008年07月22日 20:51
普通の人が動く時間だと私にはちょっと遅すぎるのでロープウェイはないですねぇ。

菅沼登山口経由を計画?してみますね。
計画というか、気分が乗るのをまつだけなんですが(笑

どうもありがとうございます。
Posted by しょ at 2008年07月22日 21:18
はじめまして。突然のコメント。失礼しました。
Posted by バーバリー バッグ 人気 at 2013年01月22日 13:36
こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま〜す。よろしくお願いします
Posted by ヴィトン バッグ at 2013年04月13日 17:44
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