2010年12月10日

NexStar 4GT -セレストロン天体望遠鏡- を改造して微速度用ローリングシステムを構築

DSC_3989s.jpg


前回のエントリーで発表した作品である未来メカニズムにおいて、広角で撮影された映像を擬似的にローリングさせる手法を使いましたが。今回は実際に機材としてローリングシステムの構築をしましたので、そのことを書かせて頂こうかと、、、

一年以上前にD3用に外部バッテリーとしてビクセン SG1000を購入した天体望遠鏡ショップのギガオプトさんから連絡がありまして、バッテリーを購入した際に相談した赤道儀を改造した微速度用のローリングシステムについて、制作する暇ができたという話で、早速どういうものを作ったもんだか、色々相談をメールや実際に伺って相談致しまして、、結果、Celestronという会社のNexStar 4GTという機種を改造するのが最も良い方法ではということになりまして、特注の改造を全てお任せでお願いして、つい先日完成品が届きました。こちらのNexStar 4GTの写真と比較して頂ければわかると思いますが、主に望遠鏡との接続部分をカメラの荷台にも変更できるようにした点と、コントローラーの上に4つのボタンが付いているのを見れば解る通り、上下左右のコントロールを固定する特別なボタンを付けて、計二つの点で改造をして頂きました。

なぜNexStar 4GTを選んだかと言えば、一つには一般の赤道儀の中では比較的軽くコンパクトである点と、何よりも赤道儀といえば24時間で360度回転するものですが、この機種は微調整用に上下左右のボタンで360度(1回転)を2倍速の12時間、4倍速(6時間)、8倍速(3時間)、16倍速(1時間半)、32倍速(45分)、12分、6分、3分、1分半と9段階(赤道儀モードも入れれば10段階)で動かすことができる点が決め手になりました。微速度撮影においてはインターバルを1秒とかにすると、さすがに24時間で一回転するモードでは殆ど動くことがない訳でして、可変で自由度の高い速度調整のできる回転台という意味では、この機種は申し分ないものですので、今回のチョイスとなった訳です。改造費込みで15万くらいのものになりました。まあ殆どが改造の手間ということで、自分で改造できる人にとっては高いと思うかもしれませんが、個人的には大満足の出来です。

今回榛名山と草津白根で試し撮りをしてみました。まあまだまだこなれていないので、作品にできるレベルではないですが、雰囲気だけでも伝われば良いかと、、この撮影ではシャッターは1秒ごとに、そして回転のモードは32倍速で撮影しています。

posted by mockmoon at 22:25| Comment(10) | TrackBack(0) | 機材など